壮絶なる春日局の人生と、大奥の裏を描いた物語。
元祖お局、悪名高い春日局が守り続けようとした、家光へのの愛。そしてその家光が唯一愛した女の生涯。
女の執念、嫉妬、そして愛をひとつの物語に収縮できるのは、きっと女の園、「大奥」が舞台だからこそ。
「わたしが愛する人はいつもわたしの手からすり抜けていってしまう。」
本当の母からも、愛する女からも愛されることのなかった、家光の言葉が痛く響きました。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2006年10月3日
- 本棚登録日 : 2006年10月3日
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