本作で特に好きな箇所がありまして、それは中盤に挿入されるトモの独白の一部分なのですが、
(以下引用)
" 天国という物が本当にあるなら、カヨはそこにいるの?
何度空を見上げたかな 見えるかもって何度思ったかな
見上げても俺には何も見えないよ "
そう、これはまごうことなき恋空DISではないか。ケータイ小説の金字塔ともいえる大ヒット作・恋空における恋人の死に対する生ぬるい感傷を、恋空と同じ『携帯小説』の土俵で正面から
否定しにいっちゃう
この
アグレッシヴな
姿勢?
それってちょっと
カッコイくね?
みたいな
アタシ的に
一目置いた?
ケータイ小説
みたいな
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年7月17日
- 読了日 : 2010年7月17日
- 本棚登録日 : 2010年7月17日
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