どうなんだろう?近未来を舞台にして作品を描く時、著者は書きやすいのでは?と時々思ってしまいます。
環境や装置など自由に現在ないものを書いて使うことができるし。
ま、それはさておき、本書はサブタイトルでわかるとおり、2023年の近未来。
東京はますます人種の坩堝化し、混沌としています。
私はこの「混沌」とした世界を設定しているのが好きなんです。
階級社会の底辺に蠢き、ギラギラしていても、生きるために生きる!というか、その姿勢に憧れる部分があるからです。
もちろん甘い考えなのは十分にわかっているんですけどね~。
ヒロインは刑事部捜査第四課特殊班の刑事。
アンダーカバー(潜入捜査)をする特別部門なのです。
これだけで~ひゃ~~かっこいい!でしょ??
私はフェミニストじゃないけど、それでも、バリバリと男顔負けに仕事をする女性がヒロインな作品を読むのは楽しいし、爽快であります。
女だからこそできる仕事もありますしね。
でもね・・・やっぱ女なんですよん。
女だからこそ、こういう切ない結末にできるのでしょうね~。
ラストあたりではウルウルもんです。
それと、事件が落着した最後の部分で、「やるなぁ~大沢さん!」というエピソードがでてきます。
ヒロインの謎の叔父っていうのが出てくるのですが・・・それがそれが~あの方なんですね~ (* ̄m ̄) ププッ あ~~しゃべっちゃいたいよ~ん!!
読んでのお楽しみに!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
4つ☆以上のミステリー小説
- 感想投稿日 : 2015年2月11日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年2月11日
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