20年ぐらい前に買った本で、ずっと置いてあった本。
今だから分かる部分も多い。安吾が書いていた年齢と今の自分の年齢が近いからか、買った当時では理解できなかったと思う。
書かれた時代を確認すると戦後直後も直後。戦争中の言論の自由を奪われていたころを思うと、若者にセンセーショナルを巻き起こしたことも理解できる。
「堕落」という言葉は強い言葉だけれど、ダメ人間になれということではなく、もともと人間はダメなところを持っていて、その自覚を持てということか。今の時代でも十分通じる話である。
ただ、今の戦後とは違う混乱期をどう見る?恋愛も政治も社会も歴史は生きている人間が作っている。過去はあくまで過去だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月13日
- 読了日 : 2012年2月13日
- 本棚登録日 : 2012年1月10日
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