『言語を生みだす本能(上・下)』(NHKブックス 1995年)
原題:Language Instinct
著者:Steven Pinker
翻訳:椋田直子
言語学にもいろんな対象や方法があるわけですが、本書は、「人間の本性として言語」への生成文法にやや沿ったアプローチ(個人的には著者の理解も独特な気もする)。また、一般人にも楽しめるという意味で言語学の啓蒙書の面もある。
扱う内容は、言語獲得以外にも社会言語学やら言語決定論と言語相対論の話やら認知言語学っぽいのまで。
上下文冊で全13章。
なお、ピンカーが日本について書いた箇所が、何故か日本語版では割愛されてるとか。
【全体通した目次】
『言語を生みだす本能(上)』
1.技能を獲得する本能
2.おしゃべり
3.思考の言語
4.言語の仕組み
5.言葉、言葉、言葉
6.サウンド・オブ・サイレンス
7.トーキングヘッズ
『言語を生みだす本能(下)』
8.バベルの塔
9.しゃべりながら生まれてきた赤ちゃん、天国を語る
10.言語期間と文法遺伝子
11.ビッグバン
12.言語指南役たち
13.心の構図
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
801.言語学
- 感想投稿日 : 2014年11月3日
- 本棚登録日 : 2014年11月1日
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