第6巻は神の存在証明について。
分析的命題と総合的命題の混同による神の存在証明の批判や、感性、知性など、これまで展開されてきた理論を駆使してこの問題に取り組まれている。
純粋理性批判もこのあたりまで来ると、「またその話か」といった感じの議論が出てくるので、ここまで頑張って読んできた人ならまあ8割くらいは理解できるんじゃないかと思われる。
神の現実存在を証明することはできないが、このような存在を想定することは、世界を統一的に把握するための指針となるという意味で有益である。
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- 感想投稿日 : 2019年9月27日
- 読了日 : 2019年9月27日
- 本棚登録日 : 2019年9月22日
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