神々の山嶺 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2000年8月18日発売)
4.30
  • (470)
  • (286)
  • (150)
  • (18)
  • (2)
本棚登録 : 2288
感想 : 263
5

なぜ命を賭してまで山に登るのか?
それはなぜ生きるのかと同じ問いだという。
そこに山があるから登るのではない。
オレがいるから山に登るのだと羽生は言った。
生きることに意味がないのと同じように、山に登ることに意味はない。
生きた時間の長さではなく、生きた時間の濃さなのか?
私にはわからない。
そこまで危険と隣り合わせな濃い時間を過ごしたことがないから。
私はできるだけ安全で安心に生きたいと思う。
けど、そこまで、命を賭けれるものがあって、闘っている熱い男たちに惹かれるし、羨ましいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月5日
読了日 : 2023年9月4日
本棚登録日 : 2022年7月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする