烏丸ルヴォワール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2013年10月16日発売)
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本棚登録 : 335
感想 : 53
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私事だが、たまたま京都に向かう車中で読了。双龍会(擬似法廷)シリーズの第二弾。稀覯本とその所有者の娘を巡り、争いが起こる。
京大ミステリかつメフィスト系の系譜を継ぐ作風だが、エンタメ、アニメ的な感じが強すぎて馴染めない。ミステリとしての要素がなんか弱すぎるような気がしてならない。多重解決ものとも言えず、、、
謎だけはめちゃくちゃ凄くて解答が台無しという清涼院流水とはまた違う感じのメタミス。(当時は壁本とか言われてた)
烏有(なにもないという意味)という号を持つ登場人物が出てきますが、これは麻耶雄嵩リスペクトでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2021年4月11日
読了日 : 2021年4月11日
本棚登録日 : 2021年4月11日

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