堕落論 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2007年6月23日発売)
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読むのにやたら時間がかかってしまった。12のエッセイが収録されているが、全篇通してくだけた文体で真正面から問題と向き合っている感じがした。著者が言いたいのはつまり、人間不在の文化なんて何の意味もないという、普通と言えば普通のこと。でもそれができないのが今の悪いところだなぁという話でしょうか。「今」って今なのがやっぱりすごいところ。でも個人的には太宰治論が一番興味深かった。お酒の話になるとほんとに飲んでるみたいな文体になるのはやっぱ本当に飲んでたんだろうかwすごく好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: bookmeter
感想投稿日 : 2012年1月13日
読了日 : 2012年1月13日
本棚登録日 : 2012年1月13日

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