安政3年、伊藤博文がまだ無名(16歳)であった頃、謎の刺客に命を狙われる。彼らは未来である日清戦争後の韓国から皇帝によって送られた「処刑御使」で、韓国を保護国にし統監に就く伊藤を、名を挙げる前に暗殺しようとしていたのだ。歴史改変モノなので筋はある程度わかっちゃうわけだけど、山風的に滅茶苦茶でおバカな御使の妖術、実在の人物が出てくる感じと、それとは対照的に至ってマトモな歴史考察とでメリハリが効いていて、するすると読め楽しめた。エンターテインメントな一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年8月28日
- 読了日 : 2012年8月28日
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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