シャーマンズボディ: 心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム
- コスモス・ライブラリー (2001年8月1日発売)
プロセスワークの入門セミナーを受けて、刺激を受けたので、少しずつミンデルも読んで行く事とする。
というわけで、ぶっとんでいるミンデルの本でも、かなりぶっとび度が高いらしい「シャーマンズボディ」を読んでみる。
が、これまで何冊かよんで、免疫力が高まったせいか、あるいは、セミナーを受けて、ミンデルの理論的なフレームが分かったせいか、わりとふんふんという感じで、読めてしまう。
これは、良い事だろうか?
普通に考えると、アフリカやインドにいって、土地の祈祷師に身を任せて、わけの分からない祈祷をうけたり、薬を飲んだり、かなり行っちゃってる。また、かなりシンクロシティというか、超常的なことがさらさらと書いてあるわけで。。。。
だけど、これはたんなるスピリチュアル本ではない。
完全にトランス状態に行ってしまうことを否定しているわけですね。
現実を見つめ、それを超えた世界を見つめる。心を見つめ、体を見つめる。自己を見つめ、社会を見つめる。
そうしたなかから、自己を変革し、社会を変革する。
つまり、いわゆる心の平和を目指すものではない。戦いの書なのだ。
シャーマンは、ヒーラータイプと戦士タイプがあるそうだが、著者は、かなり戦士タイプによっていそう。
生は、戦いである。
他者が、幸せになるまで、本当に自分が幸せになるということはない。なぜなら、他者も自己の一部として、関係性のなかに組み込まれているからだ。
そして、本当の幸せ、人生の意味に到達できるのは、死の直前のラストダンス、というわけであろうか。
人は死んでも、自己が関係性であるとすれば、その精神は死に絶える事はない。
という感じの本だったのかな???
- 感想投稿日 : 2017年4月30日
- 読了日 : 2010年3月24日
- 本棚登録日 : 2017年4月30日
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