デリダの最後のインタビュー。死を明確に意識しつつ、生を強く意思する。が、やっぱり、哲学的な遺書、お別れのメッセージか。
他の著作にくらべれば、相当に明快。個人としてのあり方の倫理性や政治性が明確にでている。
とはいえ、そこはやっぱりデリダで、簡単という訳ではない。
でも、わけ分からないなりにデリダも何冊かよんでれば、それなりに読めるようになってくるのが、怖い。
訳者の鵜飼さんのあとがきがとてもよい。本はわけ分からないけど、デリダって、とっても良い人だったわけね。
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- 感想投稿日 : 2017年5月3日
- 読了日 : 2009年5月25日
- 本棚登録日 : 2017年5月3日
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