よしもとばななさんが本当に書きたかったものが書けたとあとがきに記していた。
大きな出来事は起きないまでも、各話の主人公たちは旅をしながら過去の自分と向き合う。
もう二度と会えない友人や、友人でも恋人でもない人、関係性を言葉にしてするのは難しい場合でも、その時自分にとって大切な存在であるならば、一生心に残り続けることになる。
読み続けるとなぜか登場人物たちの想いに寄り添いつつも、いつの間にか自分の想いに向き合わされる不思議な感覚になる。
たまに立ち止まって自分と向き合うのも良い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月5日
- 読了日 : 2024年3月5日
- 本棚登録日 : 2023年11月5日
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