硝子のドレス (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2010年1月20日発売)
3.11
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本棚登録 : 179
感想 : 27
3

随分評価のわかれる作家さんですが、
私はこれで2冊目ですがけっこう面白く読みました。

ダイエットコンテストを絡めた真理サスペンスなのかな?
最初からどんどん謎が投げられてくるので、
それに引き込まれてぐいぐい読み進められます。
構成もよく出来てるし、あれだけ謎だらけでも
ちゃんと最後は上手くまとめてあるので、
話の流れとして納得できないって事はありません。

が、登場人物が極端すぎるのか、
異常をきたしてる故なのか、
なんか彼らの心理や言動がいまいち理解不能。

特に出てくる男性陣の行動や心理は違和感ありまくりです。
言動全てがうそ臭いって感じでしょうか(笑)
ここがもう少し「そりゃそうだよねー。」と
多少なりとも共感出来る範囲であれば、
もっとリアリティーがでそうな気がします。

しかしそういう言動じゃないとこの物語が成り立たなくなって
しまうので、仕方ないかな・・・。

関係ないけど、ダイエットなので食べ物を我慢してる描写が
たくさん出てくるのだけど、読んでるこっちが
無駄になにか食べたくなっちゃったわ(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:
感想投稿日 : 2016年3月11日
読了日 : 2016年3月8日
本棚登録日 : 2016年2月20日

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