ちょうど主人公と同じ六年生のころに、この本を手に取った。
そのときの感覚を、いまの言葉で表すのは難しい。
内容も七割くらい理解したと言えるかどうか。
でもずっとこの本のことを覚えていた。
大人になってから、私と同じ時期にこの本を読んでいた友人が、古本屋でみつけた、と私に送ってくれた。
正直、同じ時期にこの本を読んでいたっけ、その話を私はしていたっけ、と思った。
そのときに再読し、改めてこの本のすごさが分かった。
やはり子供のころに読んだ本はよく覚えている。
そのことにもビックリした。
今年、久しぶりにまた読んだ。
お兄さんの天使のこと、お母さんがぶどうを持ってアンジュさんに会いに来たこと、アンジュさんの言い回し、どれもささいなことだけど、胸に残る。
この本の終わり方は、あらゆる本の終わり方でもベスト5に入るくらい好き。余韻で涙が出そう。
今の子供達にもこの本を知って欲しいと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月22日
- 読了日 : 2019年7月22日
- 本棚登録日 : 2019年7月22日
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