大学の先生と卒業生(?)が天保8年の江戸にタイムスリップし、江戸時代の汚くて臭くて不便なことを経験するという話で、江戸時代の庶民の暮らしはこうだった、という設定のお話です。
近年は江戸はエコで識字率も高く、平和な世の中だったと美化する話に対する批判が、振り子が戻るように盛んになって来ています。その口調のほとんどは現代とくれべて不便だったというものだと思います。ただ江戸がよかったと言っているのは、現代と比べるのではなく、同時代の中国、韓国、さらに欧米と比べての話でしょう。
上水道や下水道、屎尿の利用、リサイクルなどパリやロンドンと比べてどうだったのか? 旅行は安全だったのか?
やっぱり江戸は良かったのではないでしょうか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
江戸文化
- 感想投稿日 : 2018年8月24日
- 読了日 : 2018年8月23日
- 本棚登録日 : 2018年8月24日
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