ジャームッシュの出世作にして最高傑作。起承転結みたいなくだらない劇作術はなく、なにも起こらないロードムービー。ハンガリーからニューヨークへやって来た少女、エヴァ(エスター・バリント)がなんとも魅力的なのだ。ぶっきらぼうで不機嫌で美人であるが、映画ではなにも起こらず性的なものは排除される。ラストのぶつ切り感も多感な頃の自分には衝撃的だった。蛇足だが、ドッグレースの犬の名前がジャームッシュの敬愛する小津安二郎の映画のタイトルになっている遊びがある。
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2018年11月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年11月2日
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