日本の製造業が苦境にある原因を考察し、その対策を書いた本。2000年以降に起きた
①新興国の生産国・消費国化
②デジタル化による設計~量産プロセスのハードル低下
に対応しきれなかったのが原因と論じている。
昨今の「デジタルものづくり」の時代では、製品開発(市場分析、製品企画、設計開発)の観点がより重要であり、技術力が必ずしも競争優位に結び付かない、という考え方は技術に疎い自分にとって衝撃的だった。
しかし、内容は解りやすいものの、主張を裏支えするための統計データ(シェアの推移は欲しかった)が少ない事が残念だった
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営学・ビジネス
- 感想投稿日 : 2014年4月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年4月18日
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