ウィーンの優雅なカフェ&お菓子 ヨーロッパ伝統菓子の源流

著者 :
  • 武田ランダムハウスジャパン (2012年9月21日発売)
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本棚登録 : 29
感想 : 3

ウィーンと言えば、音楽の都。加えてお菓子&カフェの充実さは群を抜いていて、本を読むとちょっと圧倒されてしまうほど。
まず、王室御用達のカフェ&ケーキの紹介から始まり、老舗カフェ、5つ星ホテルのカフェ、話題のカフェ、そしてお土産から家庭でできるお菓子、製菓道具等々、とこれを読めばウィーンのカフェ通になった気分に。
写真もエレガントで、ケーキからも『伝統』を感じることができる。つかの間、観光気分を味わえた。

行ってみたくなったのが、ブルク公園の傍にあるパルメンハウス。
皇帝が設計させたユーゲントシュティール様式の温室で、天井の高さは15mも。ウィーンはおろか、世界でも有数の美しいカフェとのことで、納得。

ケーキ自体は、有名なザッハートルテのように、どっしりとして重厚感のある特徴的なもので、いかにもヨーロッパ的。
たくさん載っているケーキの一つ一つについて、簡単な解説があり「なるほど、これはこんな味か」と想像しながら楽しめた。
とはいっても、ケーキが大好きなわけではないので、ウィーンに行っても一日に一つぐらいしか食べられないと思うが…。

私はどちらかと言えば、軽めの食感のものが好み。
以前、モントゼーを訪れた際、「全国大会で一位になった」と言われて食べたアップフェルシュトゥルーデルの味が忘れられない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 料理
感想投稿日 : 2013年5月2日
読了日 : 2013年5月2日
本棚登録日 : 2013年5月2日

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コメント 2件

imogenさんのコメント
2013/05/03

こんにちは。素敵な本の紹介ありがとうございます。
ウィーンのカフェ、憧れるのでぜひ読んで訪れた気分になってみたいです♪
ウィーンは水もおいしいので(確か、水道をひねったら天然水)コーヒーもおいしいと聞いたことがあります。
しかし天井がそんなに高い温室ってすごいですね。大きな熱帯の木も入りそう。もとは皇帝のものだったとしたら、いつからカフェになったんでしょうね。やっぱりいつか行ってみたいです!
アップフェルシュトゥルーデルも美味しそう!

Intermezzoさんのコメント
2013/05/04

imogenさん、こんばんは。
ウィーンは行ったことが無いのです…(空港のみ)。なので私もウィーンのカフェは憧れです。ザルツブルグ周辺とインスブルックは訪れたことがあるのですが(^^;)
水が美味しいのはありがたいですよね。日本人なので、水が柔らかくてまろやかだと、それだけでホッとします(お風呂も気持ちいいし)。
本で見た温室は、本当に素敵でした♪ぜひ本をお読みになっていただきたいです、楽しめますよ~。

アップフェルシュトゥルーデルは、日本でもデメルで求めることができますが、モントゼーで食べたものとは、ちょっと違いました。 いつか、ウィーンでアップフェルシュトゥルーデルの食べ比べをしてみたいです(な~んて)。

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