妖談かみそり尼 (文春文庫 か 46-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年4月9日発売)
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本棚登録 : 212
感想 : 24
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新シリーズ第2弾、らしい。
根岸肥前守がだんだん松浦静山に見えてきた不思議。

下っ引きのしめさんとか、高田馬場の元陰間の尼さんとか
また強烈なキャラが増えた。
そしてイケメン宮尾に剃刀という新たな弱点を与えられるという。
もしやこれもイケメンゆえか???(笑)

今回は物欲に支配され振り回される、というのがテーマらしく
モノに溢れた現代に生きる自分たちにも深く関わる話だったと思う。
前作はそれで終わったのかと思っていたが
『闇の者』というテーマが引き継がれていることが読んでいるうちに解ってきた。
これはシリーズ通して語られる話なのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2013年7月31日
読了日 : 2013年7月30日
本棚登録日 : 2013年7月30日

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