1999年 芥川賞作品。大阪東部にある在日朝鮮人街に棲む老人が主人公。世代・民族の対立の狭間でもがく姿が重厚かつ克明に描かれる。難しい題材であり、また、ラストは解釈を読者に任せる展開は、読後感をずしんとさせる。
同じ巻に過去の候補作も収録されており、お得感あり。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
シリアス
- 感想投稿日 : 2016年12月16日
- 読了日 : 2016年12月16日
- 本棚登録日 : 2016年12月16日
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