切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年12月25日発売)
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本棚登録 : 3108
感想 : 247
3

刑事犬養隼人シリーズ第一弾
テーマは臓器移植
いろいろ考えさせられます!

ストーリとしては
「切り裂きジャック」をモチーフとした物語。

都内の公園で臓器をくりぬかれた女性の死体が発見されます。テレビ局にはジャックと名乗る犯人からの声明文が..
そして、第二、第三の殺人が発生します。
それを捜査するのが犬養刑事と小手川刑事。光崎もちょびっと登場。

ミスリードを誘う描写がありながらもミステリー要素としては、それほどでもありませんでした。
事件の犯人は?
という展開でしたが、動機がちょっと弱い..

それよりも、臓器移植をベースとした脳死の考え方。
臓器移植推進派の真境名と僧侶の対話が刺さります。
また、臓器提供者の母親の言葉
人の死とは何か?を考えされらます。
自分ならどうするのか?
臓器の提供側、受ける側それぞれの想い
自分自身、そして、肉親なら..

お勧め!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2022年7月31日
読了日 : 2022年7月31日
本棚登録日 : 2022年7月31日

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