あつあつを召し上がれ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2014年4月28日発売)
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感想 : 474
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食事にまつわる短編集。
薄いこともあり、あっという間に読み切ります

■バーバのかき氷
認知症の祖母にかき氷を食べさせる孫娘の物語。

■親父のぶたばら飯
中華街の一番汚い店でプロポーズするカップル。
出てくる中華料理がとても美味しそう!

■さよなら松茸
能登でお別れ旅行をするカップル。
晩御飯と朝食とこれまた美味しそう

■こーちゃんのおみそ汁
結婚当日の朝、娘が作る亡き母親のみそ汁。
ジーンときます。

■いとしのハートコロリット
記念日に思い出のパーラーで食事する老夫婦
しかし、その真相はちょっと哀しい。

■ポルクの晩餐
これ、よくわからない(笑)
豚の愛人?を持つ男がパリで豚と心中しようとする話?
豚なの?男なの?
なんだかさっぱり理解できませんでした。

■季節はずれのきりたんぽ
父親の四十九日に自宅で父親の好きだったきりたんぽ鍋を作る話。しかしできたきりたんぽの味は?
これは、なんともほっこりする物語。

こーちゃんのみそ汁がやはり一番好きですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2024年1月8日
読了日 : 2024年1月8日
本棚登録日 : 2024年1月8日

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