「カフーを待ちわびて」のサイドストーリ。
「カフーを待ちわびて」は4年ぐらい前に読んでいますが、内容は忘却の彼方に(笑)
自分のレビューを読み返して、なんとなく思い出しました。
本作では二人の女性の視点から物語が語られていきます。
島を愛する旅人の順子。
島を出て、東京のキャリアウーマンとして生きる成子。
そして、成子の友人?ライバルとなる男が立ち上げた島のリゾート開発計画。この計画が「カフーを待ちわびて」でも出てくるし、その計画反対の人たちが「カフー」の時の明青や幸の話だったのね。
そして、順子と成子のそれぞれの生き方が交錯します。
後半、ぐっときてしまった。
さがり花、千と一枚のハンカチ。そして花だよりでツーンと来てしまいます。
胸にしみいる物語でした。
「カフーを待ちわびて」を読んですぐ読むことをお勧めします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月17日
- 読了日 : 2023年12月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月17日
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