県下有数の進学校である県立橘第一高等学校の入学試験前日。校内に「入試をぶっつぶす!」のメッセージが。
不穏な空気が漂う中、試験当日、様々な問題が発生。犯人は誰なのか、目的は何なのか。
といったあらすじです。
登場人物10人以上の主観で物語は進んでいきます。Aの主観で1ページ、その次にBの主観で2ページ、Cの主観で1ページ、またAの主観で2ページといった感じです。ころころと登場人物の主観が変わるので、物語を把握するのに苦戦しました。巻頭の人物相関図を何回も振り返らなければならず、ページを捲る手が滞ってしまいました。
「大切な事は何をしたかではなく、今何をしているのか」、過去の栄光にすがるのではなく、今この瞬間を誇れる人でありたいです。
また、まだまだ社会を知らない15歳、18歳でその後の40年以上の人生の選択を迫られるこの世界は改めて酷だなぁと感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月11日
- 読了日 : 2024年3月11日
- 本棚登録日 : 2024年3月11日
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