episode0的な出会いの部分などを遡りつつ、学園生活に戻っての平穏と言うか、よくありそうな相談を受けたりと言う日常を描きつつも、不穏に迫りくる巨悪があります。裏にいるのかいないのか、背後で糸を引いているのかどうなのか、ずっと不穏な空気感を作りつつ、クライマックスでのその発露は、なかなか恐怖心をあおります。回顧を含めた中編と言う感じなのでしょう。残り冊数から、まだ中盤ですが、巨悪の大きな影とその影響力が見える一冊でした。噂話の出どころ調査と言うモノの影響による拡散。SNSなくても伝聞、伝播の性質ですね。
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- 感想投稿日 : 2022年1月8日
- 読了日 : 2022年1月7日
- 本棚登録日 : 2022年1月7日
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