masaboxさんの感想・レビュー

あぽやん

著者 : 新野剛志

• 文藝春秋 (2008年4月23日発売)

そもそもの語感は確かに少々間抜けですね。「あぽ」があっての「やん」ですけど、その語源というか、航空業界用語なんかも散りばめられているお仕事小説。主人公は、仕事を覚えメキメキと成長ってフォーマットはきっちり入っておりますが、周りの状況含め、やんわりと進んでいく感じ。その業界ごとのトラブルなんかが垣間見えるのは楽しいですね。続刊しているようですが、3冊までなのかな。このご時世を考えると復活しても良いような気がしますね。航空業界の想定を越えた状況をどう描くか見てみたいですね。

感想投稿日 : 2022年4月6日

読了日 : 2022年4月2日

本棚登録日 : 2022年4月2日