自分の会社の社長から回ってきた本。
仏教の考えに基づいた、何故人はバカ(無智)なのか、という話。
宗教は真理を説こうとするから
「これはこうなのだ」という書かれ方をすると、
うーむ(汗)となってしまうけれど、
それでも自分なりに読み取ったことは、以下の通り。
無智は感情を心にぴったり接着させる。
無智の強弱で、怒りや欲といった感情が強いか弱いかが決まる。
無智とは物事について客観的に、冷静に判断できない状態。
無智を防ぐにはどうすればよいか。
それは如理作為(にょりさい、ありのままにデータを丁寧に入れて認識する心の働き)を働かせること。主観で認識しない。
「自分はあの人にこう思われているかも」とか
「あの人が自分のことをああ言っていたらしい」とかいった類いの話で、心穏やかではなくなっている人がいるが、
もちろん自分もよそのうちのひとりだったりするが、
大方、自分の思い込みで悪い方に捉えていたりする。
つまり、ありのままに物事を捉えていないから
冷静に判断できずに、負の感情が強くなって
心がどんどんそれに捕われてしまう。
それがバカ(無智)ということ。
...めちゃくちゃ自分に思い当たる(苦笑)
そして時々、そういう自分の状態を
「わたしバカよね、おバカさんよね。。。」と思ったりもする。
無智なのかそうでもないのか、さてはて(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思考・言動
- 感想投稿日 : 2012年3月19日
- 読了日 : 2012年3月17日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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