20181001~1004.『春燈』の主人公綾子の育ての親喜和と綾子の父親岩伍との愛憎を描いている。作者の自伝的小説の第一作。土佐の四季と世相の移ろいを流れるような筆致で描いているけど行間から女の情念が湧いて出ているので、ついつい引き込まれてしまう。それは私が妻であり母であるから余計に喜和の心情が推し量れるのかもしれない、と思った。この本を学生の時に読んでいたらまた違った感想を持っただろう。
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- 感想投稿日 : 2018年10月4日
- 読了日 : 2018年10月4日
- 本棚登録日 : 2018年10月4日
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