キリスト・コミッション: いつでも奇跡はそこにある

  • ダイヤモンド社 (2005年12月1日発売)
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イエス・キリストの復活の真偽は?
主人公マティアスは、イエスの処刑6年後にタイムスリップする。
なぜ、復活の時にタイムスリップできなかったのかは、わからないのだが、ともあれ、主人公は、『神曲』のダンテのウェルギリウスに導かれたように、アリマタヤのヨセフに道案内され、復活を目撃した人や関係者に次々と接触していく。

文中で、主人公にイエスの復活の本を書くために20年の歳月を費やしたと書かれていますが、それ相当の年月を本書の結実のために、オグ・マンディーノも費やしたであろうことが予想できます。

1980年に本国では出版されているらしき本書ですが、改めて日本の読者はオグ・マンディーノの違う一面を知ることになります。

四大福音書のほかに予想もしなかったユダの福音書発見が話題になっている昨今、小説とはいえ、新しい視点をもってイエスに接近するオグ・マンディーノならではの試みが本書で実践されていることを読者は認知する。

七日の復活に迫る不思議な旅にマティアスと一緒に、さぁ出かけましょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年8月25日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年10月1日

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