リチェが初めて自分を出したのでは!
「子供のこと〜人間扱いしない大人…きらい…」(p7)と、これまで無表情な不思議ちゃんだった彼女もきちんと意思を表明。
’目の前の怪我人を治せない’魔法の意義とはなにか。
ココの存在そのものが世界のイレギュラーとも言える扱いに。
ノルノアさんの眼鏡おしゃれ!
キーフリーが明らかに不審な行動を…ノルノアさんの記憶を消してまで得たかった魔墨。
結局、解体には失敗。
疲労・心労と悪夢で体調を崩すココ。
「出来ないことを出来るようにするために助けてくれるのが魔法」(p152)という言葉はこの作品の根底に流れる重要なマインド。だけど魔法の原則とは相容れない面も否めない。
タータのエピソードは印象深い。
執拗に迫ってくるつばあり帽。
物語全体がだいぶ鬱屈してストレスを受けている様な…つられて滅入ってしまうので、そろそろ思いっきり伸びをしてもいいタイミングだと思う。
第二の試験も近そうだ。
1刷
2021.6.15
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年6月15日
- 読了日 : 2018年6月12日
- 本棚登録日 : 2021年6月14日
みんなの感想をみる