とんがり帽子のアトリエ(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社 (2018年2月23日発売)
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本棚登録 : 1182
感想 : 29

リチェが初めて自分を出したのでは!
「子供のこと〜人間扱いしない大人…きらい…」(p7)と、これまで無表情な不思議ちゃんだった彼女もきちんと意思を表明。

’目の前の怪我人を治せない’魔法の意義とはなにか。

ココの存在そのものが世界のイレギュラーとも言える扱いに。

ノルノアさんの眼鏡おしゃれ!

キーフリーが明らかに不審な行動を…ノルノアさんの記憶を消してまで得たかった魔墨。
結局、解体には失敗。

疲労・心労と悪夢で体調を崩すココ。

「出来ないことを出来るようにするために助けてくれるのが魔法」(p152)という言葉はこの作品の根底に流れる重要なマインド。だけど魔法の原則とは相容れない面も否めない。
タータのエピソードは印象深い。

執拗に迫ってくるつばあり帽。

物語全体がだいぶ鬱屈してストレスを受けている様な…つられて滅入ってしまうので、そろそろ思いっきり伸びをしてもいいタイミングだと思う。

第二の試験も近そうだ。


1刷
2021.6.15

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月15日
読了日 : 2018年6月12日
本棚登録日 : 2021年6月14日

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