警視庁公安部・青山望 濁流資金 (文春文庫 は 41-5 警視庁公安部・青山望)

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年9月2日発売)
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感想 : 19
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一時流行った仮想通貨。
億単位の金がパーに。なぜなら、財物に該当しないから、取締も難儀する。

著者自身、警視庁入庁、警備部警備第一課、公安、警備局警備企画課、CIROを経るという経歴を持つ。

その為、組織内の動き方、各所の相方など実に臨場感溢れる。が、リアル過ぎると言うか、物語として読み物としては、もう少々フィクションというか構成が欲しいところ。『ハニートラップ』では、多分に発揮されていたが。
ディテールに関しては、素晴らしい。濱氏の作品はまだ二冊しか目を通していないので、噛みしめたい。構成が起承転結という安定感というか、漫画ちっくなので、ここにキャラが立つと化けるな。
次作へ期待。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月30日
読了日 : 2020年8月30日
本棚登録日 : 2020年8月30日

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