序章の西田幾多郎や大江健三郎との出自と文体との共通点の指摘はちょっと興味深かった。確かに、そう括られる怨念のような強迫観念のような迫力がある、とも思える。
”いまさらマルクス”ではなく、”いまだからマルクスくらい”は読んでおく必要はあるのかもしれない。廣松の著作群の持つ射程の深さ・広さに改めて気づかされたように感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2020年6月4日
- 読了日 : 2020年6月10日
- 本棚登録日 : 2020年6月4日
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