環境考古学への招待: 発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書 新赤版 930)

著者 :
  • 岩波書店 (2005年1月20日発売)
3.48
  • (2)
  • (10)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 126
感想 : 13

遺跡から発掘されたモノから、当時の生活がどのようなもので
あったのか推理していく、いわゆる考古学のお話。

知識を得る本というよりかは、純粋に知的好奇心を満たす本である。

動物の骨のかけらから当時の生活がどのようなものであったのか、
どのような交易があったのかを論理的に推理していく過程は、
知的好奇心を刺激され非常に興味深く、そんなことまでわかるのか
ということまで、導き出している(真偽のほどは不明だが)。

しかし、このようなことがわかるようになるには、気の遠くなるような
分析が必要であるわけで、本のページにすると高々 200 ページの
内容だが、その裏ではすさまじいほどの努力があったのだろう。
地道に情熱を持って研究を続けられた筆者に尊敬の念を抱かずにはいられない。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年3月9日
本棚登録日 : 2011年2月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする