ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (2011年11月10日発売)
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感想 : 267
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映画化されアカデミー賞編集賞も受賞した作品。
世界的に売れに売れた本の一つだが、著者は最後まで見ることなく死去。

最初はとても小さいものだったかもしれない。
風貌や生い立ちによる差別が、一つの小さな不幸を生んだ。
不幸に折れない強い気持ちは、烈火のごとく復讐の炎となり燃やし尽くす。

この世界でも復讐は螺旋階段のごとく、連なり昇っていく。
復讐の螺旋階段は進むものを痛めつけ、不幸を背負わせることになる。

以下抜粋

- ただ単にセクシャルなのねーーセックスが好きで、性別なんかはどうでもいい。あんたは社会のエントロピーを増大させるカオス要因なのよ(P.196)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物語
感想投稿日 : 2021年11月16日
読了日 : 2021年11月16日
本棚登録日 : 2021年11月16日

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