【新版】UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX

制作 : 庄野祐輔  藤田夏海  塚田有那  増川草介??栂木一徳 
  • ビー・エヌ・エヌ新社 (2018年10月19日発売)
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(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○人間の流れるような意識の変化のスピードにも対応することで、これまでよりさらに高いレベルの自己帰属感がもたらされ、iPhoneのディスプレイの世界の中に身体が拡張されている感覚が得られる。それがFluid Interfacesが目指す新たなUIシステムである。(P.13)
○指の動きがイメージの動きを生み出し、イメージの動きが指の動きを誘導する。触覚が視覚を生み出し、視覚が触角を誘導する。GUIの利用体験の本質は、この視覚と触覚を往復する感覚横断的な双方向にある。GUIのデザインは、たとえタッチパネルに出力されておらず、現実にはアイコンやウィンドウに「触る」ことができなかったとしても、入力装置と出力装置の関係においてそもそもの触視性(可視性+可触性)を志向しているということができる。(P.44)
○ユーザーがいる地点から、すこし離れた場所に「塔」や「山」が見えると、ユーザーはそこへ向かおうとする。「山」に近づいてくると、途中に「ほこら」や「村」が見えてくる。そうやってユーザーは自ら発見し、寄り道をしていくのだが、その結果、製作者の意図に近いかたちで順に冒険していくことになるように設計されているという。(P.67)
○動きのデザインは時間軸を伴う。ということは時間感覚を操作することも可能なのである。(P.122)
○モノに対する捜査がインターネット経由でもできるようになると、ボタンやLCDなどを排除することができ、煩わしいボタンやディスプレイなどの構造や位置合わせの設計もしなくて済む発送になる。(P.153)
○デザイン思考やユーザー中心設計で、新しい扇風機を開発するために、一般家庭に調査しに行くとする。その時、「扇風機で茹でた食品を冷ますために風を当てる」といった使い方をする人を目撃し、「これは新しい使い方」だと考え、扇風機に「とうもろこしを冷やすボタンを搭載した」なんてことをしたら一生の汚点になりかねない。(P.155)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: IT
感想投稿日 : 2019年5月12日
読了日 : 2019年5月12日
本棚登録日 : 2019年5月12日

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