どんな本なのかは、解説にある作者の言葉が1番良く表している。
「今の日本は気取った、綺麗な物ばっかりになっちゃったでしょ」「でもそれってかえって毒が溜まるんだよね」
「それを解毒するような連載にしたい。毒をもって毒を制するみたいな」
上品な哲学よりも、より汚いものに目を向けるべきだという考え方は面白いし、もっともだと思う。
ただ、タブーに触れたがるあまり、問題を面白がってひやかしているだけのように見える部分も多かった。どうしても「この表現は人を差別にすることにつながらないのだろうか」と納得のいかないモヤモヤを抱えたまま読み終わった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年9月23日
- 読了日 : 2012年1月2日
- 本棚登録日 : 2012年1月2日
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