岡本太郎生誕100周年記念特集。
「痛ましき腕」、2年生の時に受けていた法学部の授業「芸術論」で初めて観て心打たれたなあ。大きなリボンをしているから女の子みたいなのに、腕は隆々とした男性のもので、不気味だけれど心惹かれる作品。
アート・バーセル・マイアミビーチのレビューが興味深かった。
「アリャ・クワデによる練炭に金箔の金塊アートで話題を集めたヨハン・ケーニッヒ画廊(ベルリン)」の写真が掲載されていて、スリムな観客の女性の顎からしたも映りこんでいてアメリカへの憧れを誘われた。
>一方、毎回、新趣向で遠来の客をもてなしてくれるのが、地元コレクターたち。なかでも、優美なビスケイン湾を臨む自邸を開放して自慢のコレクションを見せてきたデ・ラ・クルス夫妻(略)。
→掲載されていた、「ウーゴ・ロンディノーネの壁面インスタレーションとレイチェル・ハリソンのスカルプチャー」写真が良かった。
ここらへんの富裕層系の世界に、プライベートでは無理だろうけれど仕事で関われたら楽しそうだな。
草間彌生のインタビュー。
変わり者ではあるのだろうけれど、選ぶっていたりナルシストな感じが口調からは感じられなくてとても良い印象を抱いた。
掲載されていた《I'm Here, but Nothing》の写真が素敵。女の子らしい空間。
>毎日、新しいアイディアが次々沸き上がってくるので、真夜中でも考えが浮かぶと、慌ててスケッチブックに描くの。だからいつもスケッチブックと色鉛筆は、自分の近くに置いておきます。
椹木野衣のob展レビューが濃くて、夢中になって読んだ。(引用参照)
私もこの展示会は見たけれど、かわいいな、きれいだな、という直感的な感想しか出てこなかったから、それをここまで物語付けることが出来るこの人の力に感動。
反アート入門、なるべく早く読もう。
http://kotomi0128.tumblr.com/post/3950169407/3
- 感想投稿日 : 2011年3月17日
- 読了日 : 2011年2月24日
- 本棚登録日 : 2011年2月24日
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