ひなびたごちそう (ポプラ文庫 し 3-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591115473

作品紹介・あらすじ

サバサンド、マグロのカツレツ、スキヤキ――変わり種から正統派まで、うまいものにありつくために、台所で試行錯誤を繰り返し、日本全国・世界各地で、さまざまな名物を口にする。「ひなびた」家庭料理がにわかにいとおしく思えてくる、文壇随一の料理人による食エッセイ。巻末にレシピ付き。

感想・レビュー・書評

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  • 食に関して書かれた物は特別興味深い。食べ物ほど主観的な物はないと思うから、食の好みが合う人と出会うと話しが弾む。嫌々ながら口にしなければならない時もある。二度三度口にし突然好みに変わる瞬間も有るから諦めるのも惜しい。食の好みの合う夫婦はそれだけで幸せなのだろうな等と想像してしまう。そして旅が好きだ。美味しい物(自分好み)に出会える旅は夢だ。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://harajukubookcafe.com/archives/551


    本の中に登場するあの美味しそうな一品を
    実際に再現してみよう!というこのコーナー。

    第66回目に紹介されたのは、島田雅彦さんの「ひなびたごちそう」に登場する『中華粥』。

    ―お粥の楽しみはトッピングである。
    トッピング次第で、いくらでもゴージャスになる。

    これさえあれば、三杯はいける。


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • 「結婚当初は専業主婦の妻が料理していたが、まずい上遅く、文句を言うと、ストライキに打って出た。」(p10)
    そういうわけで自ら料理を行うようになった著者による食べ物エッセイ。著者の食への探究心がすごくて、おもしろかった。

  • 日本全国、世界各地の美味しい名物料理がたくさん出てきます。
    巻末にはレシピも付いています。
    気になったのは、アルデンテのそうめん、乞食そば、ひつまぶし、間蒸し、など。
    料理をしたくなる本でした。

  • 描写がいちいち食欲をそそる。この本を肴に美味しいお酒がのめる。

  • 食への探究心が凄い…となりました。
    そのきっかけはちょっとん?となりましたが。
    サバサンドは美味しいらしいなぁ食べたい。
    結構、悪食と呼ばれる類の人なのではないかと思いました。何でも召し上がってる。悪食だから美味もわかるのかもしれませんが。
    巻末にレシピもありました。

  • 食べ物に関する著者の実践エッセイ
    さっと読めて入浴中の読書にいい感じ

  •  島田雅彦のエッセイを読んだのははじめて。なるほど、こんな感じなんだ。
     読むと料理を作りたくなってしまう、美味い物を食べたくなってしまう。二度漬け禁止の串カツからアマゾン料理まで、いろんな料理が出て来るけど、どれも描写が丁寧で、胃袋を刺激してくる。
     優れた作家というのは、食べ物を美味そうに描けるんだなあとつくづく実感したよ。

  • いい感じな食べ物本

  • 島田氏の本をちゃんと読んだのは初めてだけど、文体がとても好き。硬筆にして時に勇壮。しかし、語っているのは「今夜の晩ご飯」のことだったりするから、そのギャップがおかしい。
    とりあえず、他の作品も読んでみようと思ったり。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

島田雅彦の作品

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