最近書かれた本であったら、「もうねんね」と言う時点で、「お母さんが子供に早く寝てもらいたい」誘導本(まあ、「しつけ絵本」とでも言おうか)のようなものになってしまうのではあるまいか。
しかし、そこは松谷みよ子、そんな大人の下心はみじんも見せず、子供をいい気持ちにさせてしまうのである。40年前の絵本の世界はなんと素朴だったのかと思ってしまう。
「ねんね」の繰り返しのパターンが毎回微妙に変化するのが絶妙だと思う。これは松谷みよ子の赤ちゃん絵本を読んでいつも感じることなんだけど。ほんとに上手いよなあ。
瀬川康男の絵も、なんとも眠りを誘うものなんだよねー。
うちの子4歳のみならず、6歳の方も大好きな絵本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本 0-1 歳
- 感想投稿日 : 2012年11月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年11月9日
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