16のインタビューと立花隆の特別講義 二十歳の君へ

  • 文藝春秋 (2011年1月24日発売)
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「持つべきものは未来へ向かっていくベクトル。勉強はそのベクトルのひとつの表れではなく、その出発点に立つためにしなきゃいけないこと」

「旅というのは帰ってくるところがあって旅。日常から非日常への運動を通じて異なる世界の間で自己が二重化されるわけです」

「君たちは大学4年間をなんと心得る。本でも学べる授業に出てどうする。友人と語り、古今東西の文化に触れ、旅をせよ。今にしかできないことをせよ。今すぐ教室を出ろ」

「これから数年以内に君たちは予期せぬ事態に巻き込まれて、大きな決断を下すことを迫られるだろう。決断を下していくうちに、人生の大まかな地図が描かれてしまうのが二十代なのだ」

「大学に行っているというのは、自分の生活の中で得た価値観を考える時間を得るためなんだと思え。いわゆる執行猶予。社会に出るまで執行猶予が4年もある」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月18日
読了日 : 2018年5月31日
本棚登録日 : 2018年5月31日

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