主婦でスミマセン (角川文庫 あ 41-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年1月24日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 25
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発行から十数年経って読んだエッセイですが、古さはあまり感じません。
日本郵便が「お役所」の「郵便局」だったので、あーその時代かというぐらい。

いやはや、汚さもここまでくると清々しい。(笑)
私もズボラ主婦を自覚しているけれど、著者には到底敵いません。
でも、夫の実家の葬式が億劫な気持ちとか、婦人会の面倒臭さとか、共感できる部分も多々ありました。

「ま、いっか」の中にも一本筋が通っていて、旦那様にも理解があるのがとても幸福で、著者自身もその幸福に感謝している。
だらしないなりに自分の生活を大切に思う姿勢に好感を持ちました。

「きれいはきたない、きたないはきれい」。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2016年8月8日
読了日 : 2016年8月7日
本棚登録日 : 2016年8月8日

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