約20年前に初めて読んだシドニィ・シェルダンの「超訳」。訳本といえばいかにも英語を直訳しました!という文の羅列で読みにくく、苦手意識が強かったのですが、この「超訳」はとても読みやすくて感動しました。
上巻は事件の発端と登場人物の紹介に終始していますが、それでもグイグイ引き込まれます。
社長令嬢エリザベス・ロッフ、社長の片腕リーズ・ウィリアムス、ドイツの美青年ワルター・ガスナー、プレイボーイなイタリア人イボ・パラッチ、フランス人弁護士シャルル・マルテル、英国紳士アレック・ニコラス、そして大企業の始祖サミュエル・ロッフ。
人物が多いのに混乱しなかったのはそれぞれに強い個性が与えられているからでしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年10月28日
- 読了日 : 1994年1月1日
- 本棚登録日 : 2014年10月17日
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