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mayokoさんの感想
もしも究極のコミュニズムがあるとしたらここに行き着くのではないだろうか。
完全に管理・統制された人々、苦しみや悲しみを生み出すであろうものは全て排除され、生まれてからその生を終えるまでを全てルールにのっとって暮らす人々の姿は初めこそ平和で良い世界に見える。それは果たして理想の世界なのか。区別することを知らなければ差別も生まれない、悲しみや苦しみをなくせば喜びもまたなくなる。多くのことを考えさせられる物語。結末ははっきりとせず、読者の想像に委ねられている。ハッピーエンドなのか、それとも終わりのない不気味な世界なのか。
テーマは重いが子供向けで英語は平易。「正しい言葉づかい」が良しとされる世界ゆえ、非常にわかりやすい口調で人々が話すので読みやすいと思う。
読書状況：読み終わった
公開設定：公開
カテゴリ：
洋書
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- 感想投稿日 : 2019年2月13日
- 読了日 : 2019年2月13日
- 本棚登録日 : 2019年2月4日
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