6人の作家さんたちによるクリスマスをテーマとしたアンソロジー。「小説新潮」2014年12月号の特集を編集し、平成28年(2016年)12月に文庫化したものです。本当は去年のクリスマス前に読みたかったんですがタイミングが合わず、今年はなんとかギリギリ間に合いました!
そうそうたるメンバーですが、あさのあつこさんと白河三兎さんは初めましてでした。サブタイトルに「一年でいちばん奇跡が起きる日」とありますが、いわゆる純愛系や感動系のお話ではありませんでした。
『逆算』朝井リョウ
主人公、拗らせてるなぁ〜でもさすがオチがうまいです。
『きみに伝えたくて』あさのあつこ
えっ、ホラーですか?でも最後はほっこりできて良かった。
『一人では無理がある』伊坂幸太郎
伊坂さんっぽい仕掛けが抜群におもしろかったです。
『柊と太陽』恩田陸
なかなかの変化球でした。
『子の心、サンタ知らず』白河三兎
おもしろかった。3人のキャラクターも好きだしお話も良くて、続きが読みたいです。
『荒野の果てに』三浦しをん
突飛な設定でしたが、クリスマスはやっぱりしあわせを願う平和な一日であって欲しいですね。
みなさまが素敵なクリスマスを過ごせますように。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2022年12月24日
- 読了日 : 2022年12月24日
- 本棚登録日 : 2022年12月24日
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