今やアメリカに続くGDP世界2位の大国、
習近平独裁国家としておそれられる隣国、中国。
衰退途上国日本は中国にNo2の座を追われて以来、拗ねて、嫌中感情がどんどん高まる。
そのせいかニュースも、中国をよくはいわない。
変な国扱い。
しかし、この新書のコラム(タイトルをすべて漢字で表すのが面白い)を読むと、
生の中国、我々と何ら変わらない感情を持つ一般市民の姿が浮かび上がる。
特に若い人。ほんと、どの国も同じ。
ただそれが、政治圧力がかかったときはしっかり闘う。
この新書でとりあげられているのは香港の雨傘運動。
中国本土でもコロナへの抗議デモで政治が動いたよな。
闘うときは闘う中国人。
資本主義経済を残した一方、一人っ子政策を進めた鄧小平の功罪。
労働に対する考え方。
中国の姿を興味深く伝えている楽しい新書だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月10日
- 読了日 : 2023年5月10日
- 本棚登録日 : 2023年5月4日
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