ちょっと変わった女の子のどきどきと、誠実なひとたちの物語。
1巻のエピソードの中ですきなのが、ざんげちゃんに懺悔をしようとして「やめた ここで言ってもしょうがないもんな 自分でそいつに言うよ」と仁が言うシーン。このなんでもないような、大事な結論をするりと出してしまうのが仁という男の子がナギさまにとってもつぐみにとっても普通で特別ないとしい男の子になってるゆえんだと思う。
たぶんこうした人間の本質をさらりと突くような発言ってなかなか出てこない。こうした一面が日常の中にもぐりこんでるから仁って言う男の子にたいしてキャラクター以上の人間味を感じるのだと思う。
また女の子についてではナギさまも好きなんだけど白亜のことをきらいといってるざんげちゃんが、白亜のためにアンナの前で素性をバラすシーンが、女の子同士の友情?ライバル?仲間意識のなんともいえない味わいがあって大好きだなー。性質的には合わないけど認めてる同士ってよいよね。あとこの作家さんの描く曲線とくにおなかと脚のラインが好きです。胃袋のあたり。
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カテゴリ:
わくわく
- 感想投稿日 : 2013年1月18日
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
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