中世の欧州、とくに英国/フランス/バチカンのからみ、教会組織、政教の勢力模様、一般市民の生活の様子、そしてゴチック建築に何らかのご縁ある人には必読。
出てくる女性軍が強いのも心地よし。
相当背景を調査した様子で、大変質の高い「歴史小説」と見た。
昨今の「Dan Brown」的ハリウッド意識した「そんな馬鹿な」たる無理な展開なし。ましてや話が何層にもなっており、米国系単純明快起承転結とは比べ物にならない。
腐っても鯛、いいぞ、Great Britain!
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- 感想投稿日 : 2006年4月14日
- 本棚登録日 : 2006年4月14日
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