革命の話し。
小説に出てくる、話しを進める主人公にとって(そして物語りにとって)都合の良い役回りを演じる人物をマジカル◯◯と言う、と、柚木麻子さんのマジカルグランマで読んだ。老人が出てくると、マジカルグランマ、マジカルグランパになりがちで好きではないのだが、伊三郎さんは違う。火炎瓶(実際は改造ミシン)を持ち自分の人生を歩み続ける。
出てくる人が全員、力強く、自分の正義を生きている。志が違う人でも、作者が敬意を持って全員を描いているのだろう、立体感があって、実際、読み終わった晩に、全員で夢に出てきた。
私も心を燃やそう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現実世界
- 感想投稿日 : 2022年2月17日
- 読了日 : 2022年1月26日
- 本棚登録日 : 2022年1月26日
みんなの感想をみる