疑似科学入門 (岩波新書 新赤版 1131)

著者 :
  • 岩波書店 (2008年4月22日発売)
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本棚登録 : 659
感想 : 90
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いろいろな「疑似科学」を扱うとともに、
技術論(というのでしょうか?)・科学哲学の考え方を
一般の人にもわかりやすく書いています。

ただこれって擬似科学というのか?と思うような
もの(血液型とか)も疑似科学と断定し、
ばっさり切っていて、そんなもの扱わなくても…と思ってしまった。
血液型が科学にはならないだろう(少なくとも今の方法論では)というのは
かなり明らかな一般常識で、そういう明らかな擬似科学よりも、
一般の人には明らかな「疑似科学」とは見受けない微妙なラインの
ものについて、ページを割いて説明してくれれば
もっと深い内容になったのではと思う。
もっともエッセイくらいの軽い内容なので、
深く鋭い考察は期待できないのかもしれないが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2008年10月23日
読了日 : 2008年10月23日
本棚登録日 : 2008年10月23日

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